スマイルゼミと我が家の3年間 〜父親の本音〜

ネットの評判と実体験のギャップについて、一人の父親として思うことを書いてみます。
子どもの教育について、親なら誰しも「これで良いのだろうか」と悩む瞬間があるものです。我が家がスマイルゼミを始めたのも、そんな迷いの中での選択でした。あれから早3年。今日は父親の立場から、実際に使ってみて感じたことを正直にお伝えします。
スマイルゼミを検討し始めた当初、ネットの評判をくまなくチェックしました。「ゲームばかりして勉強しない」「結局飽きて使わなくなる」など、ネガティブな意見も少なくありません。不安を抱えながらも、実際に子どもに合うかどうかを確かめるため、思い切って契約しました。
実物を触ってみると、想像していたよりも教材としての完成度は高く、子どもも興味を持って取り組んでいました。確かにデメリットがないわけではありません。月々の料金は決して安くはないですし、「続けられるかな」という不安は常につきまといます。しかし、教材自体の質や使い勝手について不満を感じることはほとんどありませんでした。
特に気になっていたのが、多くの親が指摘する「ゲーム問題」です。「勉強よりゲームばかりしている」という声をよく目にしました。しかし、これは半分は親の管理の問題だと感じています。スマイルゼミのやりすぎはゲームのやりすぎというわけではないのです。
スマイルゼミでは、親がゲーム時間を10分単位で設定できる機能があります。「子どもがゲームばかりしている」と嘆く親御さんは、実は自分で設定できることを知らないか、管理を怠っているケースが多いのではないでしょうか。親としての責任を棚に上げて教材のせいにするのは、少々筋違いだと思います。
とはいえ、我が家の場合も完璧とは言えません。正直なところ、3年経った今でも子どもは「ゲームのために勉強している」感は否めません。勉強そのものが目的というより、ゲームができることが動機づけになっているのです。
しかし、結果的にはその「ゲームのために勉強する」という状態が、思わぬ効果をもたらしました。毎日スマイルゼミに取り組む習慣がついたのです。当初は「続けられるかな」と心配していましたが、ゲームという報酬があることで、継続的に学習する習慣が自然と身についていきました。
さらに、成績面でも目に見える効果がありました。特別に飛び抜けて成績が上がったわけではありませんが、基礎学力が着実に定着し、学校の授業についていくのに困ることはなくなりました。「そこそこ」という表現が適切かもしれませんが、親としては十分満足できる結果です。
振り返ってみると、スマイルゼミを続けてきて良かったと感じることばかりです。もちろん完璧な教材などありません。どんな学習方法にも長所と短所があります。しかし、我が家の場合は、子どもの性格や学習スタイルに合っていたようです。
料金面での負担はありますし、ゲームとの付き合い方に悩むこともあります。でも、子どもが自分から学習に取り組む習慣がついたことや、着実に力がついていることを考えると、十分に価値ある投資だったと思います。
教育に正解はありません。各家庭の状況や子どもの性格によって、最適な選択は変わってくるでしょう。ただ、ネットの評判だけで判断するのではなく、実際に試してみることの大切さを、この3年間で学びました。我が家のスマイルゼミの旅は、まだまだ続きます。