水路や河川が近い土地の評価方法
水路や河川が近い土地の評価方法について解説いたします。
水路や河川の近くにある土地を売却する際、以下のポイントを考慮する必要があります。
これらを確認しておくことで、売却価格を適正に判断することができるでしょう。
なお、ここでは土地の評価額を基準として解説いたします。
まず、水路の状況です。
水路が存在しているかどうか、または公図上で水路とされている場合でも、実際に水が流れているかどうかを確認しましょう。
実際に水路として機能していない場合は、「つぶれ水路」と呼ばれます。
つぶれ水路は、土地の評価においてマイナスの要素となる可能性があります。
次に、接道状況です。
水路や河川に近い土地の場合、接道状況によって評価が左右されます。
たとえば、水路や河川に直接接している場合は、景観や利便性を考慮してプラスの要素となることがあります。
一方で、その土地自体に道路が通っていない場合や狭い道路しかない場合は、アクセスの制約や利便性の低さがマイナスの要素となる可能性があります。
また、水路や河川の近くに建設規制や基準があるかどうかも確認しておくことが重要です。
水害などのリスクを考慮し、建築や造成に制限が課されている場合は、土地の評価には慎重になる必要があります。
以上が水路や河川が近い土地を評価する際のポイントです。
売却を検討する際には、これらの要素を念頭に置きながら適正な価格を見極めることが大切です。
不動産を高く売却するためにも、水路や河川に関する情報を入手し、注意深く売却計画を進めることをおすすめいたします。
参考ページ:名古屋で水路や河川に近い土地や一戸建てを売却!ポイント解説!
つぶれ水路の土地評価方法について
一つの場合だと、つぶれ水路がある土地は、その利用方法に応じて土地の評価方法が変わるため、注意が必要です。
もし、つぶれ水路の部分を宅地として利用している場合は、土地評価額に含まれることになりますので、注意が必要です。
逆に、宅地として利用されていない場合は、無道路地として評価され、土地評価額には含まれません。
土地の評価を行う際には、必ず現地を確認して水路に水が流れているかどうかを確認することが非常に重要です。
水路に水が流れていない場合は、土地評価額にも影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
また、水路や河川が近くにある土地の場合、接道義務に問題がないかも重要なポイントです。
土地の評価額は、土地に架設されている橋の占用許可を得ているかどうかによっても変わることになります。
もし橋の占用許可を得ていない場合、接道義務が果たされていないと見なされ、無道路地補正の対象となります。
その結果、土地の評価額は低くなってしまいます。
占用許可を受けていない場合、無道路地補正がされないため、土地の評価額に差が生じることに注意が必要です。
逆に、橋の占用許可を取得することで、不動産を高い価格で売却する可能性もあるため、不動産会社の担当者と相談することをおすすめします。